縁起

長松寺について

長松寺は山号を塩場山(エンジョウザン)という。京都紫野大徳寺の末寺で、渓山和尚により天文年間(1532-1555年)に開山された。正確な年は不明であるが、渓山和尚の寂年が天文二十三年(1554年)であることから、それ以前の開山であることがうかがえる。
開基は小田原北条家家臣・松原淡路守重之である。淡路守は千葉県市川市行徳・大和田・平田あたりまでの領主であったという。
当時の行徳一帯は塩場(塩田)であり、山号はこれに由来する。境内には薬師如来・塩釜明神を祀り、塩焼き百姓たちの信仰を集めていたという。
元文五年(1740年)に書かれた資料によると境内地は四反二畝十六歩。末寺は四ヶ寺あり、今日の千葉県船橋市丸山町にも存在した。
行徳札所三十三ヶ寺の三番であり、巡礼の始まりは元禄三年(1690年)とその歴史も古い。現在、長松寺には歴史的な資料は残されていないが(塩釜明神も現存せず)、英国スコットランド王立博物館に当寺より流出した鋳物の仏像が収蔵されていることが判明した。
江戸から明治に移る時代が、長松寺にとっても激動の時代であったことがうかがえる。

住職について

住職経歴

昭和40年生れ 千葉県松戸市出身
平成7年4月  大徳寺専門道場掛塔
         嶺雲室老大師(現大徳寺管長)に参禅
平成13年4月  長松寺住職拝命

ご挨拶

長松寺HPをお訪ね頂き有難うございます。

皆さんは『おてら』と聞いてまず何を思い浮かべますか?
お墓、お経、お坊さん、法事等々…。
考えてみればそれらの多くはひと昔前までは日常の中にあって身近な存在だったのではないでしょうか?
現代では核家族化や社会環境の変化によって少し疎遠に感じられている方も多いようです。

長松寺は皆さまに親しく思って頂けるご縁を大切にする寺でありたいと願っております。

『四弘誓願』と云うお経があります。
全ての仏・菩薩が具有する四つの誓願が記されています。私の道場の先輩が口語での自分なりの解釈を遺されておりますので紹介させて頂きます。

・いろんな人がいるけれど  今日一日やさしい心でいよう
・いろんなことがあるけれど 今日一日あかるい心でいよう
・この道は遠いけれど    今日一日一歩すすもう
・何があっても大丈夫    今日一日笑顔でいよう

皆様と共に心の安寧を探して参れましたら無上のことと存じます。